org-modeを使って、PDFファイルを出力するのは、いったんODTファイルに出力した後、LibreOfficeを立ち上げてから、PDFに出力するのが一般的だろうと思う。
しかし、本来はODTファイルを経由しなくともLaTex経由で直接PDFファイルを生成できるはずである。
実は何度か試してはいたけれど、エラーがでるので放置していたのだ。
今日になってやっと一応出力できたので、まとめておく。
まず、以下のパッケージをインストールする。エラーが出たら、*Messages*
バッファをチェックしてエラーを潰していこう。
pacman -S texlive-bin texlive-core texlive-latexextra texlive-fontsextra otf-ipamjfont otf-ipaexfont
いろいろ試したので、不要なパッケージもあるかもしれない。
さらに手作業でできあがったtexファイルの冒頭の部分を以下のように変更する。
変更前
\documentclass[11pt]{article}
変更後
\documentclass[pdflatex,ja=standard]{bxjsarticle}
そして、
pdflatex hoge.tex
うん、ODTファイルでいいや。
https://texwiki.texjp.org/?LaTeX-CJK
追記
https://texwiki.texjp.org/?Emacs%2FOrg%20mode なにげにググってみると、たまたまビンゴの情報にヒットしたので、設定ファイルを追加してもう一度やってみた。設定例のLinuxの項目を init.el
に追加して、PDFを作成してみた。
(setq org-latex-pdf-process '("latexmk -e '$latex=q/uplatex %S/' -e '$bibtex=q/upbibtex %B/' -e '$biber=q/biber --bblencoding=utf8 -u -U --output_safechars %B/' -e '$makeindex=q/upmendex -o %D %S/' -e '$dvipdf=q/dvipdfmx -o %D %S/' -norc -gg -pdfdvi %f"))
の行で %S
がどうとかエラーがでるので、この部分はコメントアウトして、もう一度作成。
成功。
LaTex出力らしい、かっちょいい出力ができました。